一般社団法人全国エコ建築普及振興アカデミーでは、「長持ち」・「省エネ」・「健康快適」・「環境共生」の4要素に資するものを「環境エコ建築」と捉え、各建築関連分野の専門家による技術知識セミナー、先駆的な事業モデルの研修などを通じ、これからの持続可能な環境対応型社会に必然的に求められる、環境エコ建築を普及推進する団体です。
これまでの日本の住宅・建築業界が忘れていたことは、住宅はもちろん、どんな建物でも、一度建てたものは「適切な手入れしながら長く大切に使っていく という本来は当たり前の姿勢であると思います。 建物性能よりもローコストを優先した画一的な企画住宅を始めとして、単に建築基準法を満たすだけの家では、次世代まで受け継いで住み続けていくことは難しく、どうしても30年程度で建て替えが必要な短命住宅になってしまいがちです。これは欧米諸国と比較しても極めて短いサイクルであり、施主の大きな経済的負担となることはもちろん、環境への負荷も踏まえて、日本の住宅産業の大きな課題です。
一度建てた住宅で快適に暮らし、長く使っていくためには、耐震性、省エネ性をはじめ、快適・健康に暮らすための工夫など、現在よりも高い建物性能が求められます。 当アカデミーでは、そんな家づくり・建築を総じて「エコ建築」と捉え、趣旨にご賛同いただく全国のビルダー様や各分野の専門家の先生方のお力をお借りしながら、普及推進していく所存です。